50年前、
すべては始まった。

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私たちは夢を追いかけ、
そして勝利した。何度も、何度も。

1973年、私たちが生み出したグループセットは、ロードレースの世界を変えた。
その時は想像もしていなかった。DURA-ACEがその後50年を経てもなお、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、そしてブエルタ・ア・エスパーニャといった名だたるレースに革新的なテクノロジーをもたらし続けることを。レインボー、イエロー、ピンク、レッドのジャージ、さらにはオリンピックのゴールドメダルを持ち帰ることを。

1973
1973

1973

西ドイツのケルンで開催されたIFMAにて、最初のDURA-ACEを発表。航空機にも使用される軽量かつ高耐久のアルミニウム合金「ジュラルミン」を採用し、エアロダイナミクスを追求したグループセットがデビュー。その名は、「ジュラルミン(durability-耐久性に由来)」と「エース(ace)」から付けられた。
1976
1976

1976

DURA-ACE 10をリリース。10ピッチドライブトレインはチェーンピッチを業界標準である12.7mmから10mmに変更し、さらにフロントチェーンホイールとスプロケットを小型化することで軽量化に成功。DURA-ACE 10に乗ったオーストラリア人ライダーのジョン・ニコルソンは、UCIトラック世界選手権のスプリント部門優勝を達成。
1978
1978

1978

DURA-ACE EX 7200シリーズは、フリーハブ、11Tトップギア、そして卓越したシフトパフォーマンスが特徴だ。レースで得た経験を生かし、「自転車は単なるパーツの集合体ではなく、相互に機能し合うコンポーネントの集合体」という考え方に沿って開発された。
1980
1980

1980

エアロダイナミクスがレースに登場。DURA-ACE AX 7300シリーズは、レースに出場するすべてのライダーにとって永遠の課題である空気抵抗の低減に成功し、さらに軽量化を進めた。エアロダイナミクス設計の効果を最大限に引き出すために、シマノは日本に大規模な風洞実験室を設けた。
1984
1984

1984

DURA-ACE 7400シリーズは、レースに勝つための機能を追求し、基本性能の向上にフォーカスした。さらにSIS (SHIMANO INDEX SYSTEM)を開発し、 素早く正確で信頼性の高いシフティングを実現。これは、変速システムの歴史においてマイルストーンとなる発明だった。
1988
1988

1988

DURA-ACEにとって初となるグランドツアー勝利:アンディ・ハンプステン(セブンイレブンチーム)がジロ・デ・イタリア優勝。
1990
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1990

ブレーキとシフト操作を1つのレバーに集約した、デュアルコントロールレバーが登場。 これによりライダーはハンドルバーに両手を置いたままシフト操作をすることが可能となり、その後のレースシーンを大きく変えるものとなった。
1993
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1993

8スピードのDURA-ACE 7410を発売。
1996
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1996

「ストレスフリー」をコンセプトにしたDURA-ACE 7700シリーズをリリース。高剛性化ともに、グループセット全体で約500gもの軽量化に成功。その方法は 中空構造クランクアームを特徴とする革新的なテクノロジー”HOLLOWTECH(ホローテック)”によって実現。コンポーネントそれぞれのほんのわずかなガタつきまでなくすようにグループセットを設計し、9スピードのHGカセットスプロケットを搭載。
1997
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1997

シマノは、国際自転車競技連合(UCI)とパートナーシップを結んでいます。 UCIは1900年にパリで設立された自転車競技の世界的な統括団体です。 サイクリングの推進と育成を戦略の中核とし、スポーツサイクリングがより多くの人々に認知され、日常生活で自転車を利用するきっかけとなるよう活動しています。
1998
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1998

DURA-ACE25周年記念モデルをリリース。
1999
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1999

DURA-ACE 7700で、初のツール・ド・フランス優勝。
2001
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2001

シマノはユニパブリックとパートナー契約を締結し、スペインのロードサイクリングレースでチームやライダーにニュートラルサポートを提供。
2004
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2004

ライダーのパワーを推進力に変換することを目指した、DURA-ACE 7800シリーズをリリース。エルゴノミクスを改良したデュアルコントロールレバーにより、操作性とグリップ力が向上。ホローテック IIクランクセットは重量を抑えながら剛性を向上。そして、10スピードドライブトレインシステムを搭載。
2007
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2007

スペイン人ライダーのアルベルト・コンタドール(ディスカバリーチャンネル)が、DURA-ACE 7800でツール・ド・フランスを優勝。
2008
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2008

DURA-ACE 7900シリーズでは、アウターチェーンリングに中空構造を採用した「ホローグライド」を導入し、強度と軽量化を両立。
2009
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2009

DURA-ACE 7900シリーズでは、剛性の向上と一層の軽量化を実現。それに加え、新たなテクノロジーである電動変速システム「Digital Integrated Intelligence (Di2)」搭載モデルも用意され、多くのレーサーから人気を集めた。
2012
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2012

DURA-ACE 9000シリーズをリリース。すべてのコンポーネントの設計を一から見直した。堅牢な4アームクランクセットと新しいSLR-EVブレーキシステムの採用が最大の特徴。それ加え、11スピードドライブトレインシステムを搭載。
2013
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2013

9000シリーズのDi2バージョン、 DURA-ACE 9070をリリース。新しいE-TUBEシステムは、Di2をコンピュータに接続し、変速のカスタマイズを可能に。
2016
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2016

2016年にリリースしたDURA-ACE R9100とR9150によって、パフォーマンスはさらなる高みへ。ディスクブレーキの採用によって、レースのさらなる高速化とコントロール性の向上に貢献。日本の水墨画からインスパイアを受けた黒を基調としたグラデーションデザインは、力の流れを表現している。さらに、メカニカルまたは電動(Di2)変速、リムまたはディスクブレーキから、それぞれ選択することが可能。また、DURA-ACE R9100-Pでシマノ初のパワーメーターを導入。
2017
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2017

史上初めて、ツール・ド・フランスのすべてのステージとすべてのジャージがDURA-ACEを使用するチームによって制覇された。
2018
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2018

シマノは、RCSスポルトと協力し、イタリアのスポーツ/メディア企業が主催するジロ・デ・イタリアをはじめとする様々なワールドクラスのイベントでニュートラルサポートを提供している。
2021
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2021

1921年創業のシマノは、100周年を迎えた。
2021
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2021

DURA-ACE R9200は、12スピード&ワイヤレスに進化。シマノ史上最も速く、そして最も大きなひらめきで開発されたドライブトレイン。ロード界にHYPERGLIDE+が登場し、シフティングパフォーマンスに革命が起こる。
2021
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2021

アモリ・スポル・オルガニザシオン(A.S.O.)とシマノは契約を結び、ツール・ド・フランスやA.S.O.が主催するイベントなどにおけるニュートラルサポートを引き継ぐ。
2021
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2021

ツール・ド・フランスで、プロトンのすべてのライダーをサポートするシマノニュートラルサポートが初登場。
2022
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2022

シマノにとっての特別な一年。12スピードのワイヤレスDURA-ACEを使用するライダーが、3つのグランツールを制覇するのみならず、世界選手権も制覇!ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)がツール・ド・フランスを、ジャイ・ヒンドレー(ボーラ・ハンスグローエ)がジロ・デ・イタリアを、そして、レムコ・エヴェネプール(クイックステップ・アルファヴィニル・チーム)がブエルタ・ア・エスパーニャとUCIロード世界選手権大会に、それぞれ勝利した
2023
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年以降

プロフェッショナルレーシング用のグループセットであるDURA-ACEは、依然としてシマノのシステムエンジニアリングの頂点に君臨し続けている。今後のリリースにおいても、最新のデジタルテクノロジーとシマノの「Science of Speed」というイノベーションが組み込まれていくだろう。だからこそ、世界チャンピオンであるマチュー・ファンデルプールを含む、名だたる世界のトップロードレーサーたちから絶大な支持を集めているのだ。

A POWERFUL VICTORY, POWERED BY ENGINEERING

The Mighty Rainbows for MVDP

A POWERFUL VICTORY, POWERED BY ENGINEERING

The Mighty Rainbows for MVDP
グラスゴーで開催されたUCI世界選手権大会2023で、マチュー・ファンデルプールはレインボージャージを獲得しました。それは勇敢さと美しさを兼ね備えた歴史的な偉業であり、彼が使う素晴らしいDURA-ACE R9200グループセットも同じぐらい輝きを放っていました。
マチュー、アルペシン・ドゥクーニンクのチーム、そしてオランダナショナルチームが受け取るにふさわしいこの勝利を祝福します。

ロードレースの世界に革新をもたらしたグループセット。
その変革は、今も続いている。

ロードレースの世界に革新をもたらしたグループセット。
その変革は、今も続いている。

「最新」をもたらし続けた50年。
「最速」にこだわった50年。

DURA-ACEは、ロードレースコンポーネントの世界をリードし続ける。世界最速のロードグループが今日まで紡いできた50年の歴史を振り返り、その中のハイライトを紹介しよう。

Arigato

THANK YOU ALL FOR AN AMAZING JOURNEY