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最新のロードコンポーネントの為に構築されたシマノの設計思想「Science of Speed」は、新しいDi2プラットフォーム、洗練されたインターフェイス、HYPERGLIDE+の採用、再定義されたブレーキシステム、そして刷新されたホイールセットの5つの要素から構成される。このページでは、より速く、より効率的なライディングの為に、5つの要素がどのように貢献しているかをわかりやすく紹介する。

ワイヤレスシステムの重要性

シマノの新しい変速システムには、日常使いからレース現場まで、いかなる状況にも適したワイヤレステクノロジーが採用されている。デュアルコントールレバーからバッテリーまでのケーブルを排除することで、コックピット周りはクリーンになり、組付けも容易に。また、フロントディレイラー、リアディレイラーを一本の内蔵バッテリーで管理することにより安定した電力供給を維持するとともに、すでにワールドツアーのプロトンの定番といっても過言ではないDi2の変速速度を更に向上させることで、絶対的な信頼性も確保。

洗練されたインターフェイス

新しくなったDi2デュアルコントロールレバーはこれまで以上にエルゴノミクスな形状となり、ワイヤレススイッチとしての機能を備えている。DURA-ACEとULTEGRAのレバーは、より快適で安全な握り心地を実現する為、今まで以上に長く、緩やかにカーブをかけたブラケットボディに仕上げており、シフトボタンはそれぞれのオフセット量を調整することでアクセスが向上し、押し間違えることなく変速が可能に。アクセスのしやすさとシフティング速度が向上すれば、ライダー達は常に適切なギアを選択することができる。

HYPERGLIDE+

新しくなった2つのコンポーネントの中心となるテクノロジーがHYPERGLIDE+だ。シマノのMTBコンポーネントで初めて導入された独自の技術で、チェーンとカセットスプロケットの最適化により従来よりも更にスムーズな動きを可能にし、ペダリング負荷が大きい状況下でもシフトダウン、シフトアップの正確な変速を実現する。

進化したブレーキシステム

新しくなったDURA-ACEとULTEGRAではどちらも、より静かでメンテナンスが容易に、かつ安定した制動力を発揮するブレーキシステムを採用する。それは、シマノで長年実績のあるサーボウェーブ・アクション・テクノロジーの導入によるものだ。サーボウェーブ・アクションはもともとはMTB向けに開発されたテクノロジーで、パッドがローターに当たるまでは素早く動き、パッドがローターに触れた後はレバー比が変化することでブレーキングのコントロール性を拡大する。

新しくなったホイール

新しくなったDURA-ACEとULTEGRAコンポーネンツの締めくくりとなるのが、完全に刷新されたホイールセットのラインアップだ。その最大の特徴は、フルカーボンリム、3種類のリムハイト、チューブレス対応(チューブラー仕様もあり)、そして剛性・エアロダイナミクス・軽量化の絶妙なバランスが挙げられる。新しいチューブレスホイールは、すべてリムの内幅が21mmでビードフックがある。つまり、必要に応じてクリンチャータイヤとチューブを使用することが可能である。

究極のパフォーマンス

DURA-ACE R9200シリーズとULTEGRA R8100シリーズの発表は、単にバイクの組付けを容易にすること、または話題作りのために新しいテクノロジーを搭載したといったことではなく、全てにおいて100%パフォーマンス向上にフォーカスした結果、形になったものである。多くの歳月をかけ、数多くの技術的な改善とテストを積み重ね、ライダーたちをより速くするという唯一の目的の為に行われてきた。これこそが「Science of Speed」であり、シマノ製品が唯一無二の存在で有り続ける思想なのだ。

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